アニメはキャラデザインが全てだよ兄貴と書いたが、ビビパンは何故ダメだったんだろう? 絵は良かったのに。
ひまわりちゃん以外のキャラが立ってなかった。キャラデザインが重要なのはもちろんだが絵が綺麗なだけではダメでそのキャラの趣味や口癖、国籍や生い立ちまで細かく属性を設定してキャラを強化しなければならない。ストパン、咲、ラブライブなどはそれに成功していた。
ビビパンはひまわりちゃん以外のキャラにはそれができていなかった。赤は典型的な純粋まっすぐ主人公、黒は典型的ツンデレ、他の奴は知らねえ。ようするに言いたいのは「僕はひまわりちゃんが好きです」ということ。
咲の国広君やラブライブの副会長みたいに属性を付けすぎてわけのわからないキャラになってしまうこともあるので注意が必要である。国広君ケツ出してるより制服の方がかわいいと思うんだが。
この一連のパートを描いたのは岸田隆宏という人です。
作画寄りの見方をしない方でも名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
ちなみに僕は作オタでは全然ないです。岸田隆宏という人は、
簡単に言ってしまえば業界の宝、日本アニメ界の財産であります。
人となりまでは存じ上げませんが、多分性格は最悪だと思います。
こんな才能のある人が善人なわけがないです。
絵描きになってなかったら人殺しになってないとおかしい。
そのくらい凄い人です。いや、これは最上級に褒めてるつもりです。
で、これはもう10年以上前の作画なわけですが
多分今の若い人が見ても「これは凄い」と感じると思うんですよ。
でもそれじゃダメだと思うわけです。
たとえば「0080」の磯爆発を今の若い人が見ても
何がどう凄いのかわからない。ふつうに見える。これはあの爆発が当時あまりに画期的だったために
膨大なエピゴーネンを生み出し、
結果としてその技法もクリシェと化し、陳腐化したからですよね。
でもおかげでその後の爆発表現は大きく発展を遂げたわけです。磯光雄の凄さなんて僕らおっさんが理解してればいいんですよ。
どうせ彼は仕事してくれませんし。
で、10年前に岸田隆宏のプールを見た若いアニメーターたちだって
機会があれば参考にしたい、真似したいと思ったはずなんですよ。でもその機会は奪われちゃったわけです。
アニメバブルに。
数年ごとに制作本数が倍になる狂乱に。
そもそも、なんでこんなに盛り上がっていたのか? というところに興味を覚えるわけなんですが、取材を軽くかけてみたところ「これで売り出そう」と言ったおっさんを確認。バイオグラフィーも入手しましたけど、どうにも経歴詐称くさい話が幾つか出てきていて面倒くさそうなので放置の方向でひとつ。
508 名前:774RR[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 21:49:42.65 ID:6eAj26SS [1/4]
今日、二輪免許に合格しました。教習所に通うようになってからバイク板を覗くようになり、
受かった暁にはどこかに書きたいと思ってたので、良ければ数レス使わせて下さい。
泣けると言うより、僕が泣いてしまった話ですが。小中高と典型的ないじめられっ子で過ごしてきて、高2の後半から登校拒否の引き籠りになりました。
それでも月数回の保健室登校や別室で試験を受けたりして、何とか高校卒業までは漕ぎ着けました。
卒業するのでやっとだったので、当然ながら受験も就職も何も対策しておらず、またそのやる気も一向に湧かず、
卒業してからはずっと部屋に引きこもってました。両親に心配と負担をかけている事は分かってるつもりでした、しかし今まで家の外でまともな扱いを受けた事のない身としては、
これから先、もっと厳しくなる環境で自分なんかがやっていける訳がない、いじめを受ける何らかの要素をきっと自分は持っている、
でもそれが何か分からない、どうすればいいかわからない、でもこのままではどうしようもない、どうしようどうしようと毎日絶望と苦悩で一杯でした。
そんな引き籠りが1年ほど続き、僕の中で何かが吹っ切れました。もう死のうと。自室にあった現金をかき集め、両親に何も言わず気付かれない様に、深夜に家を出ました。
ずっと歩いて歩いて、踏切で始発が動いている事に気付いて、近くの駅から電車に乗りました。
出来るだけ遠くを目指している内に、ある場所を思い出して、そこを目的地にしました。
何度か乗り換えて終点に着いた頃には、もう夕方に差し掛かってました。
駅から暫く歩き、とある岬に着きました。観光地としても自殺の名所としても割と有名で、
眼下を見下ろすと、成程これは助かるまいと冷静に納得してました。
もう少し奥が良かろうか、と思って進もうとすると、いきなり声をかけられました。
『やあ、兄さん、地元の人かい?』
振り返ると、おじさんと言うには微妙に若いおじさんがいました。
「はあ、一応県内ですが…」
『へ~、どの辺から来たの?』
「あ、○○市の方です…」
『ふ~ん、ごめん、俺九州の人間だからどの辺か分かんないや』
「…」509 名前:774RR[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 21:51:03.21 ID:6eAj26SS [2/4]
聞いといてなんだそれは、と思いつつ、余り関わり合うと色々と面倒になりそうなので、それじゃ、と無視して進もうとすると、
『兄さん、生きるのは辛いかい?』
びっくりして振り返ると、
『ま、そんなカッコで一人虚ろな顔でウロウロしてるから、カマかけてみたんだが…』
むしろその予感が当たった事に驚いた風な表情でした。
この時は春先とは言えまだそこそこ寒く、GパンにTシャツの上に1枚羽織ってるだけの、
部屋からそのまま出てきた様な格好でした。まぁそのまま出てきたんですけど。『取り敢えず、寒いだろ。コーヒーでも飲もうや』
そう言うとこちらの返事も待たずに歩き出してしまいました。こちらとしては付いていく義理はなかったんですが、
『どうした、コーヒー位おごっちゃるけん』と言われ、人と話して緊張の糸が切れたのか、それまで何とも感じてなかったのに
急に寒くなってきて、それでどういう訳かいまだに分からないけど、何故かおじさんの後に従いました。駐車場の自販機でホットコーヒーを礼を言って受け取り、一口呷りました。じんわりと暖かかった。
『…まー、これでも色々あってね、俺もそこそこ惨めな人生歩んでるんだろうとは思うよ』
『正直、今の兄さんを止める資格はないだろうね、俺も人生に見切りをつけた時は確かにあったし』
『ここまで来たんだ、生半可な覚悟じゃないだろう。兄さんがどうしてもと言うなら、俺は力づくで止めたりはしない』
『知らぬ顔して、そのままアレで走り去るよ』
顎でしゃくった先には、真赤なバイクが止まっていた。僕は何となしに
「バイク…」
と呟いていました。
『そう、バイク。あれは良いぞ。生きるにも死ぬにも持ってこいだ』
「はぁ…」
『そういや、兄さんどうやって来たの?」
「歩きで」
『どこから?』
「駅から」
『何で?』
「それは…」
とこんな感じで、誘導尋問の様に段々と古い話までほじくり返されて、
いじめられて引き籠って進退窮まったどうしようもないクズという所まで話してしまいました。510 名前:774RR[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 21:52:16.68 ID:6eAj26SS [3/4]
「…人から受け入れてもらえない、そんな僕がこれからどうして生きていけるのか」
『ふ~ん。 兄さんさ、バイク乗れば?』
「は?」
『バイクはいいぞ。整備と燃料を怠らなければ、文句言わない。こんな俺でも受け入れてくれる』
『それだけじゃないぞ、俺一人じゃ行けない所まで連れてってくれる。俺はアイツを、そこらの人間以上に大事に思ってる』
「バイクをですか?」
『バイクをだよ。他人なんかクソ喰らえだ』
『受け入れられないならさ、別に良いやん。一人で上等。バイクは一人で乗るものだから、丁度良い』この、全くの赤の他人から、何の根拠もなく、でも自信満々に「一人で上等」と言い切られた事に、僕はすごく衝撃を受けました。
『一人で生きていくのが辛いなら、難しいなら、尚の事バイクに乗れ。バイクは決して一人にしない。乗り手が見放すまで、健気に応え続けてくれるから』
『一人じゃ立てないモノ同士、仲良く支え合っていけるから』
僕は人前だと言うのにぼろぼろ泣きだしてしまっていました。
「こんな僕でも、乗れるバイクありますかね…」
『乗れるバイク、じゃない。兄さんが乗りたいバイクが、兄さんを待っているバイクが、絶対にあるもんだ』
辺りはすっかり暗くなって、僕が落ち着くまで、おじさんは近くも遠くもない所でじっと立ってるだけでした。駅まで戻ると、幸い、まだ数本は電車が残っていました。ついて来てくれたおじさんに、お礼と質問をしました。
「他人なんかクソ喰らえなのに、どうして僕に声をかけたんですか?」
おじさんはニヤッと笑って、
『だって、兄さんはバイクに乗るんだろう?だったら、仲間だからな』
『バイクに乗ってる時は、限りなく一人だ。でも、バイクに乗ってるヤツは一人じゃない。だから、俺も一人じゃない』
「みんな仲間なんですか?」
『そこまでハッキリしたものでもないし、皆が皆、そうでもないけどね』
「バイク乗ってる人は、みんなおじさんみたいな感じなんですか?」
『さ~、どうだろうね…。それは、これから兄さんが自分で知って、感じていく事だ』
『約束だ。免許を取って、バイクに乗れ。そしたらいつかどこかできっとまた会えるから。
バイクで動くには、日本は狭すぎる。こんだけ狭ければ、きっとどこかの道でまた会えるから』511 名前:774RR[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 21:54:25.65 ID:6eAj26SS [4/4]
電車の到着を知らせるベルが鳴り、僕は電車に駆け込みました。おじさんはピースで見送ってくれました。
初めてもらったピースサインでした。
電車が走り出して間もなく、いつの間にかおじさんが並走してました。おじさんはいつまでも僕に向かって親指を立て続け、
僕はおじさんが見えなくなるまで、ずっと窓に額をおしつけていました。主要駅まで戻って、家に電話したら、すごく心配したと、迎えにいくから待ってろと言われました。
家に着いて、両親にこれまでの事を謝り、バイクに乗りたいと伝えました。
二人ともびっくりしてましたが、お前がやりたい事を、満足いくまでやりなさいと言ってくれました。教習所に通い出して、外に出る様になって、「このままどうにかなりそうかも」と思える様になりました。
学校ではあんなに辛かった周囲の視線が、そんなに感じなくなりました。言う程、人は僕を見ていないんだなって。
今は、取り敢えず大学に行ってみようと、1年遅れで勉強してます。書きやすいよう、読みやすいように補足入れたりしてますが、概ねこんな流れでした。
自分の外に出したことで、少しすっきりしたような感じがします。
まだ肝心のバイクを買ってないのですが、取り敢えずその資格を満たしたと言う事で、
これで僕もおじさんの仲間入り出来たのかなと思ってます。
おじさんはこうも言ってました。『風を切って、風になって、初めて見えてくるものもある』と。
早く相棒を見つけて、僕もおじさんや皆さんと同じものを見たいと思っています。結構使ってしまいました。長々とすいません。
11人で一杯になる店。
それが彼女ひとりで、
うつくしく鰻を焼いてうっすら額に汗をかき、
けれど疲れずお客様のひとりひとりに目が配れる。
それがこの席数なんだと、
その大きさにずっとこだわり決して大きくしなかった。
昼は手軽な丼なんかもあったけど、
夜は注文を受けてから鰻を割いて蒸して焼く。
だから焼き上がるまでかなりの時間がかかりました。
その時間を、酒を飲みつつ待つというのが
たのしいお店であったのでしょう。
いついっても、おじさんたちがニコニコしながら
飲んでいた。
ルールがひとつありました。
お酒は2合を越えては売らぬというもの。
酔っぱらいは嫌いだから、というのが祖母のこだわりで、
けれどすべての人が2合目の徳利を
売ってもらえるかというとそうじゃなかった。
2合を越えて売らぬというのが目的ではなく、
酔っぱらいには酒を売らぬというのが
ルールの意味するところでありましたから、
祖母が「あなたは酔っぱらってる」と判断した人は
お酒のお替りにありつけない。
判断基準はとても簡単。
お箸を箸置きに置かぬ人。
器の箸にひっかけたり、
あるいは箸置きに置いても
そこから正しい所作で箸を持てぬ人は、
美しくない人と判断されて、今日はお酒を売りませんと。
だからか祖母のお店のおじさんたちは、
みんなニコニコ、背筋を伸ばして
お酒をたのしく飲んでいた。
小さなお店の中にいる、全ての人が同じように行儀よく、
たのしくそしてうつくしく
誰の邪魔もしないで食事をするステキ。
食べる「モノ」が好きなのでなく、
食べる「コト」が好きな人たちで満たされた
レストランって素敵だなぁ、
と子供ながらにボクは思った。
目標に対して徹底的に他人ごとであることの宣言として、「命がけで」という言葉が使われることになる。
たとえば強盗殺人犯の人質になっている人は、身代金がなければ殺される。「私は身代金を集めることに命をかけています」と宣言するまでもなく、単なる事実として、人質のお金には命がかかる。自分の責任で意思決定を行った人もまた、責任の回避が不可能だから、失敗すれば自動的に責任を取ることになる。
問題に対して当事者である人は、命がかかることは前提であって、宣言の対象にならない。「命をかけます」とか、「政治生命をかけます」と宣言する人は、自分が問題の当事者になることが絶対にありえないからこそ、「命がけ」という言葉を叩き売る。
最近の政治の話題は、どこか会議室の匂いがする。その決定それ自体の方向は間違っていないのかもしれないけれど、「頭」はいったいどこにあるのか、どうしてわざわざ「政治生命をかける」のか、それがよく分からない。
オリコンを重視するせいで「曲はどうでもいいからCD枚数をさばく」という商売が生まれるし、視聴率重視するせいで「正確さよりもセンセーショナル」になる。ARPPU求めすぎて面白さじゃなく射幸性と誘導に頼るSNSゲームが出る。ふぁぼ求めすぎて嘘の体験を書く。で、もっと価値あるものを失う


